協会誌「大地」No49

東北地質調査業協会 広報委員長 高野邦夫

 

国土交通省 東北地方整備局と東北地質調査業協会との意見交換会開催

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開会時の挨拶をされる東北地方整備局戸谷企画部長様

1.はじめに

東北地方整備局と当協会の意見交換会が平成20年12月10日(水)13:30〜15:00に東北地方整備局大会議室にて開催されました。その内容を以下にご紹介します。

2.出席者

東北地方整備局からは企画部長 戸谷有一様、技術調整管理官 宮田忠明様、河川調査官 久米英輝様、道路調査官 田澤次雄様、技術管理課長 赤川正一様 技術管理課長補佐 畠山浩晃様の6名がご出席されました。協会側からは全地連の寺本専務理事、当協会の早坂理事長、橋本副理事長、曽根理事、奥山理事、高橋理事、谷藤理事、高野理事、西山局長、記録係として土生広報委員、増子広報委員の11名が出席しました。

3.主な内容

畠山技術管理課長補佐に司会を担当していただき、戸谷企画部長、早坂理事長の開会のご挨拶、出席者の紹介の後、寺本専務理事から全地連の主な活動内容、曽根理事から当協会の主な活動内容を紹介しました。

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意見交換会の会場の様子

当協会側からのお願いとして、以下の3つの議題について説明しました。

  1. 災害応急対策支援における地質調査業協会の活用について
  2. 地質調査業務の分離発注について
  3. 地質調査業務での「総合評価方式」の発注量増大について

当協会からのお願いについて、東北地方整備局の宮田技術調整管理官より、以下のご回答をいただきました。

  1. 災害応急対策支援については、さらに機能的に運用するために、今後、当協会側と具体的な支援人員数、機材などについて情報交換を行うこととしたい。
  2. 地質調査業務の分離発注については、これを原則に運用しているが、今後さらに徹底する。
  3. 「総合評価方式」は来年から全面的に導入する予定である。

以上、当協会からのお願いのいずれについても前向きなご回答をいただきました。その後、東北地方整備局のご方針のご説明、質疑応答などの後、当協会の橋本副理事からの御礼、挨拶にて閉会いたしました。

4.おわりに

意見交換会の中で東北地方整備局の方々からいただいた訓辞の中から重要と思われる内容を以下に紹介します。

戸谷企画部長から「本年度は管内で交通事故が多発しており、これから冬季、年度末にかけて引き続き安全管理をしっかりしていただきたい」、宮田技術調整管理官から「地質調査業務についても品質向上に取り組んでいただきたい」、赤川技術監理課長から「低入札の現状として昨年の1.8倍ぐらい発生している。品質に関わる部分が非常に危惧されるということで、主任技術者が現場に常駐していただくことになっている」等の貴重な訓辞をいただきました。

これらの内容は、東北地方整備局から当協会の会員各社への要望でありますので、会員各社に遵守をお願いするものであります。

最後に、当協会との意見交換会を快く承諾され、司会や会場の提供、資料作成など多大のご協力をいただいた東北地方整備局の関係各位に深く御礼申し上げます。また、記録、写真係を担当していただいた土生広報委員、増子広報委員のご協力に御礼申し上げます。

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開会時の挨拶をされる早坂理事長

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