45.「地質調査技士」(土壌・地下水汚染部門)認定講習会実施報告

日時:平成16 年1月27 日(火)〜28 日(水)場所:仙台国際センター

 平成14 年度に「土壌汚染対策法」の制定、「不動産鑑定評価基準」の改正を行い、土壌・地下水汚染問題に対する法制度等の整備を急速に進めております。

 全地連では、土壌・地下水汚染に係る調査・補修事業の業務に従事する現場技術者の育成・強化が必要であるとの認識から、平成16年度より現行地質調査技士の一部門(土壌・地下水汚染部門)として、新たに試験制度を導入することとしております。平成14 ・15 年度に限り、「地質調査技士」の資格を有する対象者に認定講習会を実施し、効果測定を含む受講完了をもって「土壌・地下水汚染部門」の登録を行うことにしました。

 昨年に引き続いて、東北地区では6月に第2 回目の認定講習会を実施しました。しかし、全国的に再度実施する要望が強く、最終的には平成15 年度に2 回目の講習会を実施しました。東北地区は最終の期日設定となったために他の地区からの受講者もおりました。

 受講申込者は210 名でありましたが、欠席者が生じたため最終的には186 名の受講となりました。講義の内容は以下のとおりです。

<第1 日目>1 月27 日(火)9:00 〜17:00
1.土壌・地下水汚染問題の歴史と現状
2.環境一般、土壌・地下水汚染に関する関係法規
3.汚染原因物質の基礎知識
4.作業の安全確保と周辺環境への安全配慮
5.土壌・地下水汚染に係る調査等の技術的事項
<第2 日目>1月28 日(木)9:15 〜16:00
6.土壌・地下水汚染に関するサイト調査手法
7.土壌・地下水汚染の修復工事の基礎知識

 なお、講義終了後に効果測定のための試験(1 時間)が実施されました。受講者は真剣に取り組まれ、無事終了したことを此処に報告致します。

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